幸せは「その他」の中に

こんにちは、しゅんです。

先ほどこんなことがあって「選ぶ」ということの危険性を考えました。

選ぶことの危険

子どもは将来の夢を考える時に既に存在するものから選びます。「サッカー選手」「ケーキ屋さん」など。大人も仕事といえば求人誌やサイトで仕事を選びます。投資といえば株か不動産か金かFXか、などよく目にする選択肢化された対象から選ぼうとします。

これはとても危険なことです。

なぜなら、あなたという個性的な存在が、既にある選択肢に満足できるはずがないからです。周囲に合わせられずに窮屈な思いを強いられ、そんな自分に自己嫌悪を感じてしまうでしょう。満足するとすればそれは自分をその選択肢の中に押し殺しているから。学校も職業も住居もファッションもすべて自分に関わることはすべて自分でデザインした方が満足なはずです。学校や職場に文句を言いたくなったことはありませんか?文句を言っているうちはまだ大丈夫ですが、”選択肢”に適応できずに心を病んでしまったら本末転倒です。消去法的に選んだ時に特に問題が起きやすいです。つまり、自分が本当に望む選択肢は無いけど、この中で1番当てはまるのはこれかな、と選んでしまった時です。選択肢を選んでしまうと、自分の方がその選択肢に合わせてしまいます。これが言葉の強力さであり恐ろしさです。

選択肢を選ぶ理由

なぜ選択肢を選んでしまうのでしょうか?

これには2つ理由があります。1つは、選択肢を与えられると他の考えが頭に浮かばなくなってしまうからです。もう1つは、選ぶのが楽だからです。自分の頭で考える必要がないからです。

選択肢を選ぶ側ではなく、作る側の立場に立つと選択肢を提供する理由がわかります。マス、つまり大量のユーザーを相手にするサービスなどでは個々人の細かい個性を見ている余裕がないからです。ある程度人々をグルーピングして個性を押し込むより他ありません。とはいえ、あなたが彼らの都合に合わせる必要はありません。もう一つの理由は、記述式にするより選択肢にした方がユーザーの反応が良いことです。 自由に書く欄を用意すると何も書かなかった人でも選択肢なら選んでくれるという現象が知られています。

さらに最近ではIT化によりさらに選択肢化のメリットがあります。コンピュータで簡単に集計できます。選択肢1を選んだ人は何人、2は何人という具合です。これは自由に答えさせた場合にはできません。

繰り返しますが、あなたは彼らの都合は関係ないのです。

だからこそ、俺はいわゆるサラリーマン的な働き方はしていないし、子どものためにデモクラティック学校を作ろうと活動しています。そして、自分だけのファッションを表現することを支援するためにオリジナルのアパレルを作成するサービスも運営しています。

選択肢からはみ出る方法

選択肢からはみ出る、つまり「選ぶ」だけではなくオリジナルを「作る」ためにはどうすれば良いでしょうか。一番重要なのは、自分の気持ちを単語の選択肢ではなく、自分の文章で表現してみることです。「進学か?」「就職か?」と問われたら「じゃあ進学で」と安易に答えてはいけません。「進学の必要なことも就職することのメリットも分かっています。でも...。」と、その「でも」の続きが重要なのです。

もう1つのテクニックが、選択肢を組み合わせてみることです。選択肢を与えられた場合どれか1つを選ばなくてはならない錯覚に陥ります。しかし、実際には誰も教えてくれないだけで2つ以上の選択肢を組み合わせて選ぶことが可能なのです。つまり、選択肢と選択肢の間をとるという選択です。

まとめ

自分にとって大事なことを安易に選択肢から選ぶことは危険です。 本当に自分らしい生き方は常に選択肢の外にあります。 「その他」を選んでいきましょう☆